思い出

 

つい数日前の事が嘘のように 雪も溶け温かい日になりました!

その日は 予想外の雪に世間は大慌てで交通機関のマヒ、電車の遅れに いたる所で交通事故。

 

大自然の前では、文明は弱く人間は無力だという事を思い知らされる一日でした・・・。

 

温かくなると嬉しい半面 私たちの仕事は大変な状況に・・・。

悪臭 害虫 体液による細菌の繁殖・・・。

 

それは 気温の上昇と比例して仕事内容もきつくなるんです(^_^;)!

 

 

【去年の夏の思い出】

今でも忘れられない8月の暑い夏の日のこと。

 

現場は高齢者の孤独死。お部屋は和室6帖+和室6帖+ダイニングキッチン6帖の2DK

私ともう一人作業員で、この現場を担当二人で現場に向かう事に・・・。

 

 

現場に着き いざ突入!!

 

・臭いレベル 

・害虫 大量

・荷物 

・近隣 隣の家の住民が激怒

 

近隣に配慮しながら スピード復旧!それが 今回私たちに 与えられた使命!!

 

★とりあえず ① 作業前消毒!

※これだけで においレベルは 半分以下になります

 

★その後 ② 汚染部分の清掃 解体撤去

消臭消毒薬剤散布(門外不出のスーパー薬剤!)

※これで90%の臭いは取れます!

 

そして ③遺品の撤去 かたずけ

※でも・・・今回は、大きな落とし穴が・・・。

 

遺品整理中 もう一人の作業員が 大きな声で

 

作業員  O 『猫だ(=‘x‘=)!!!!』

 

 

遺品のぬいぐるみに紛れて 猫の死体がいたのです!玄関に猫のトイレらしき物が有ったので、「猫でも飼っていたのかな?」

とは思っていたがまさか、部屋で死んでいたとは!心中では、「ぬいぐるみに紛れていた為 ぬいぐるみかと・・・」

 

しかも 大量の虫が・・・それを必死でかたずけて何もない状態に。

 

一同 『この猫 餓死かな?』

 

 

主人を孤独死でなくした猫 主人の遺体と共に 部屋から出る事も出来ず餓死したのだと思います。

そして作業はここからが大変なのです。わずか残り10%の臭いを取る事が・・・。

 

ましてや 最強レベルの臭いが壁や天井や床とがっちりしみついているため、

消臭消毒作業・クリーニング・消臭機の作業の繰り返しなのです!!

 

やっとの思いで臭いを消しそれからリフォームとなるのです。

 

そして作業完了 引き上げ当日、怒っていた隣の家の住民の怒りも収まりまして、

大変な仕事だねと 頑張ってねと 優しいお言葉を頂きました。

 

仕上がったお部屋を見ながら この仕事をやってて良かったと思う瞬間でした(^O^)。