息子の死と母の愛

 

9月19日着工、現場は とあるマンションの一室での自殺

依頼人は 前にもご依頼頂いた事のある不動産管理会社で担当の方も一度ご依頼頂いているからなのか、余裕のある対応でお電話頂きました!

お部屋は2DK、現在は男性の一人暮らし。

 

多分 以前は年老いた母親との2人暮らしだったのでしょう・・・。

 

その 母親も亡くなり 母親の遺品もそのままでした。

多分 母親が亡くなってから、そうは経たずしての自殺だったのではないでしょうか?

母親の遺品整理を私が担当しましたが母親も息子さんも私の所と同年代の為か、とても他人事とは思えない状況。

 

その遺品からは 何処にでもある愛情たっぷりの親子の歴史が数々出てきました!

 

子供の成長記録や写真、へその緒、賞状など、とても やるせない気持ちでの作業・・・。

 

まさか母親も 自分が亡くなった後、息子がそんな死に方をするなど想像もしなかったでしょう。

 

母親の気持ちを考えると、とてもやるせなく残念でたまりません・・・。

 

残された息子さんが孤独の中どのような気持ちと状況で死まで至ったかは解りませんが・・・。

お疲れさまでした。

 

今週はその部屋のリフォームに入ります。頑張りたいとおもいます(^-^)ノ

 


食品腐敗・・・まさに!特殊な現場でした(^_^;)

お疲れ様です。タカフジ スタッフの大谷です。

 

先日、とても珍しいケースの特殊清掃現場に行ってまいりました。

 

現場は、「とある埼玉県の物流倉庫」。

 

今回は、お亡くなりになったお部屋のケースでは無く、2階倉庫内で保管していた大量の食品物が腐敗し床下まで垂れいき悪臭がするとのことで緊急を要するご依頼でした。

大きな物流倉庫ともあって、とても困難な状況ではありました(^_^;)。

 

事務所入口から入った瞬間に腐敗臭のような何とも言えない臭い。

 

まずは、ニオイがする箇所の特定等含め、人が歩く箇所・事務所前廊下の床・倉庫内の物を運ぶエレベーター?を消臭消毒・クリーニングします。

 

なぜクリーニングなのか?気になりますよね!

 

それは腐敗していた室内へ人が出入りをしていたため、人が歩き色んな通路・箇所に原因とする腐敗物(液物)を引っ張ってしまうためなのです。

また、倉庫内のエレベーター?も腐敗物を2階からそれを使い降ろしたそうなのでそこも同様に作業しました。

 

広大ともあって倉庫内の空間全体の「におい」を特定せずに、むやみに作業するとあまりにも料金がはるため原因になる箇所を詳しく調べてから短時間でニオイの元の原因をいち早くみつけるためもあるからなのです。

 

作業終了後、チェックしましたがその時点ではニオイはしなくクリアな状況にはなりましたが・・・問題は腐敗物があった室内と腐敗して床下に落ちてしまったのでその箇所でした(^-^;

 

腐敗物は、ご依頼された方がまとめて一階に移動し保管されておりましたのでそれらのものは、すぐに撤去をお願い致しました。

 

(結局、腐敗物がある限りその時点では消臭消毒液を噴きつけクリアな匂いにはなりますが一時的で、まだ物があるので異臭がまたそこから発生してしまうからなのです。)

 

腐敗物があった室内はオゾン脱臭器・消臭消毒の薬剤等を使い、室内入口に差し掛かりものすごい匂いがしまいたので一時はどうなるかとは思いましたがなんとか解決!!

 

床下につきましては、ちょうど食品を保管する大型冷蔵庫上で一階と二階のちょうど間の天井裏でした。一階の点検口から侵入し原因を探りましたがやはり腐敗物の液体が床際部分の間から沈下して冷蔵庫上 一面にたれていました。

 

IMG_4509

 

IMG_4508

 

かなり見えづらいのですが液(腐敗物)が有り、人が歩いている足跡があったので他の場所へ匂いの原因を引っ張っている可能性もありました。

入念にクリーニングし消臭消毒を施し、作業終了後・・・再度倉庫内全体の異臭を感じる箇所をくまなくチェックし気になる箇所には薬剤を噴霧いたしました。

 

てな感じで一時はどうなるかとは思いましたが作業の方は、無事終了。お客様には大変満足していただき作業が終了いたしました(^ ^)。

 

また当社で取り扱っている、お客様販売用の消臭消毒剤を大変気に入っていただきお買上げいただきました(^O^)ありがとうございました!

 

特殊な現場を終え大変今回も勉強になり糧になりつぎなる現場へ生かしたいと思います。

 

 

それではまた次なる現場で日々奮闘・がんばって作業させていただきます!

 

~株式会社タカフジ スタッフより~

 

 


特殊業務の慣れ?

 

昨日の事 とある遺品整理屋さんからの電話。過去に一度 ご縁があった遺品整理屋さんです。

 

電話の内容は 死後2〜3週間の依頼があったのですが、そんな凄い所 やった事がないらしく・・・

 

私に来てほしいとの事でとりあえず 時間を決め現地で合流!

 

【一緒にお部屋の中に突入での会話】

 

(私) お亡くなりになられた場所はどこですか?

(遺品整理屋さん) 奥の台所らしいです。

(私) ここですね・・まー想像どうりですね

(遺品整理屋さん)  うおーっ! 酷い!

(私) だいたい こんなもんですよ

(遺品整理屋さん) これは 無理だ!僕は死後3〜4日位しか経験ないんです(^_^;)

(私) 私の所は 毎度こんなもんですよ。

(遺品整理屋さん) えー・・・見積お願いします(汗)

 

 

遺品整理屋さんもショックを隠せない様子。

確かに初めて入る人は その惨状にショックを受けるでしょう。

 

「床に流れ出た 元人間の一部、想像を絶する悪臭」

「窓の光を遮るほど埋め尽くすハエのカーテン」

 

 

そんな現場を一通り現調して建物の外へ出た所、一人の中年男性がこちらに向かって来ました。

 

(その男性) 私も入ったほうが良いですか?

(遺品整理屋さん) 用が無いなら 入らない方が良いです!

(その男性) 臭い付きますか?

(私) ええ 付きますよ(^^;

(その男性) ご近所回りが有るので やめておきます。

 

 

どうやら 今回の依頼者のようですが、私は遺品整理屋さんからの依頼なので

その男性とは挨拶程度だけで細かい状況は、私には解りませんが

普通の人は一生に一度も経験しない事です。大変ショックなお気持ちなのでしょう・・・

 

 

また 故人のご冥福をお祈り致します。